HOW
2024年10月末に始まる〈Phase-1〉は、「未来を、考える。」を、考えるとき。未来の人々の暮らしを、少しでもよくする、という意思をもって、今のありようを見つめ、少しずつ紐解きます。
建築家や陶芸家、農や土と近い活動家、料理家や学者など、それぞれの眼差しが見つめる未来に耳をすませ、考えを交わします。そこから生まれた言葉や体験の中には、きっと、私たちをこの先へと導く鍵が見つかると信じています。
FIRST PLACEの活動は、折々で変容していくでしょう。そうして対話し、交わり、伝え合うことで、新しい未来への考えを始められたらと願います。
WHY
Mieleとnadoya。両者が交わるとき。
創業から125周年を迎えたMiele。「Immer Besser(常により良いものを)」を理念として、受け継ぐべき家電をデザインし、届けてきたMiele。日々の暮らしに耐久性と普遍性を約束し、家族のように長い時を重ねながら愛着のわくビルトイン家電であれるように改善を繰り返しながら活動を継続してきました。
nadoyaは、2020年に活動をスタート。建築家の岡村俊輔と、テクニカルディレクターの遠藤豊により、都心の古い家を見つけては手を加えながら、庭、建物、そこに集う人々との交流の中で、社会や文化の変化にどう向き合うのか、問いや試みを提示してきました。
産業の只中で社会を見つめてきたMieleと、産業の内外に視点を持ち、疑義を投じてきたnadoya。この両者が共鳴し、共に一つの場をつくるからこそ、視界のパースが大きく交わる作用が生まれることに期待を込めています。一元的ではない、多様な視野で未来を見つめる試みへと近づいていけるよう、進みます。
FIRST PLACE 2024.10 始動